あなたは、誰が出るか分からないところへ電話をかけることが得意ですか?
コールセンターのように、電話応対を日常的な業務として行っている方でさえ、この質問に対しては「できれば避けたい」とおっしゃいます。なぜでしょうか。
携帯電話のように、出る相手がある程度特定できる場合には感じることのない緊張感、つまり誰が出るか分からない顔の見えない不安感は過度なストレスを感じさせると言われています。
不安や緊張感を感じながら電話をかけた際に、出てくださった方の第一声が好印象であれば、かけた方の不安が和らぎ落ち着いて応対をする余裕が生まれ、相互の良いコミュニケーションにつながります。
明るく(はっきりと)・ゆっくり・丁寧に適度な音量で電話に出ましょう。電話は確かに顔が見えませんが、それだけに応対の印象が相手の想像力を掻き立て、笑顔は声の印象となって伝わります。
対面時以上にかけてくださったことに対する感謝・歓迎の気持ちを電話の第一声にこめましょう。