男女を問わず上品な印象を受ける人の共通点に、立ち居振舞いが美しいことが挙げられます。
第一印象で、視覚からの要素の重要性を述べましたが、遠くからでも目に入るものがこの立ち居振舞いです。
立ち居振舞いのポイントはいくつかありますが、まずは姿勢を良くすることです。
意識をした場合には、たいていの人が姿勢を良くしようと背筋をすっと伸ばすものですが、ここでいう「姿勢の良さ」とは、無意識の状況でも姿勢が良いということです。
通勤電車の中などで、信号待ちをしている雑踏の中で、ランチタイムのレストランで、周りを見渡してみると、「姿勢が良いなあ」という印象を受ける人が少ないことに気付きます。日常生活の中でこそ姿勢を意識してみてください。
また、立ち姿を美しく見せるコツは、かかととひざを離さないことです。これだけで、驚くほど上品な印象を与えます。これに、良い姿勢が加われば、服装やメークによるおしゃれを遙かに上回る効果をもたらします。
物の受け渡しを常に両手で行うことや、その指先を揃えて伸ばすことも、案外意識されていないことのひとつです。
立ち居振舞いの美しさは難しい技術ではなく、ほんの少しの意識と、日常的に意識をすることで身に付き、自然にさりげなく振る舞えるようになるものです。