スキルアップや、夢の実現のために、転職を考えている人も多いのではないでしょうか。いまや、終身雇用制度は崩壊し、転職に対するマイナスイメージは失われつつあります。 そのうえ「100年に1度」といわれる大不況のせいか、転職活動も厳しい状態です。
内定切りなど、非情なニュースを耳にすることもありますが、その分、企業は実務経験のある即戦力を求めています。新卒の採用をストップしても、中途採用活動を行っている企業はあるのです。
転職活動において、資格取得や実務経験は大きな武器になります。しかし、それよりも実は「見た目」が重要だということにお気づきでしょうか。履歴書だけではわからない人柄などを、企業は面接で判断しているのです。第一印象が悪ければ、それだけでマイナスになってしまいます。
面接でいい印象を与えるにはファッションも重要な要素です
履歴書を見れば、その人がどのような職歴を持ち、どのようなスキルを持っているかがわかります。しかし、文字だけでは性格など、人柄まで判断することはできません。そこで、面接を行うのです。これから一緒に働く仲間を選ぶのですから、感じの悪い人では困りますからね。
新卒の就職活動とは違い、リクルートスーツを着る必要はありませんが、面接の際はスーツが望ましいでしょう。希望する業種によって異なりますが、カラフルなものや、ブランド品など、派手なものは嫌われがちです。黒やグレーなど、シンプルなものが無難です。スカートの場合、ひざ丈くらいのものを、パンツスーツなら、ワイドではなく、すっきりしたストレートタイプがいいでしょう。
アクセサリーは、さりげなくつける程度で。高級品である必要はありませんが、安っぽいものは、ビジネスシーンには不向きです。
メガネも見落としがちなポイントシンプルなデザインが基本です
ファッションにおいて、「靴」は意外と見落としがちです。おしゃれは足もとから。汚れていたり、キズが目立つようでは台無しです。新品でなくとも、きちんと手入れされたものを選びましょう。
これから暑さが増すにつれて、オフィスにサンダルやミュールを履いていく人もいると思いますが、転職活動ではNGです。パンストを履かず、生足でいくのは論外。常識のない人だと思われてしまいます。
ヒールは高すぎず、シンプルなデザインのものが無難です。公私混同するタイプだと勘違いされてしまうこともあるので、気をつけましょう。もちろん、その日に着るスーツとのバランスも重要です。
かかとがすり減っていたり、キズがついていませんか?
メイクは、個性をアピールするチャンスでもあります。しかし、人事担当は、あなたのメイクの技術を見ているわけではないことをお忘れなく。相手に与える印象が悪ければ、それはただのマナー違反です。化粧品会社でも、バッチリメイクが好まれるわけではありません。無理して似合わない色を使う必要はありませんが、清潔感のあふれるメイクを心がけましょう。
メイクはナチュラルが基本。ラメ入りのものや、カラーマスカラなどはNGです。砂金では、アイメイクを中心としたメイクも目立ちますが、あまりいい印象を与えることはできません。シンプルにまとめるといいでしょう。
ただし、ノーメイクはNG! 普段はすっぴん派の人も、軽くでもメイクした方がいいですね。凝ったメイクをする必要はないので、安心してください。
業種によって好まれるメイクも変わるので、事前にチェック!
「人は見かけで判断するべきではない」といわれますが、たった数十分でその人のすべてを知ることは不可能です。その際、人は、どうしても相手の見た目も判断材料にしてしまうのです。どんなに素晴らしい受け答えができても、場にそぐわない格好をしていれば、あなたのよさを伝えることはできません。
実務経験は不足しているけれど、面接での印象がよかったため、採用になったケースもあります。ファッションチェックをしてから、面接に向かいましょう。
香水を嫌う人もいるので気をつけましょう